ミナミの帝王は良心的

 このエントリーをはてなブックマークに追加 

2020年1月15日にNHK Eテレで放送された「ねほりんぱほりん」。
この日のテーマは、「元ヤミ金」

 

 

ヤミ金といえばミナミの帝王といった漫画を思い浮かべます。

 

主人公の萬田銀次郎は、ミナミのマンションの一室に『萬田金融』を開き、利息はトイチ(借入金利が「十日で一割の金利」)で融資を行っています。

 

ところが、番組に出演していた元ヤミ金業者で働いていたコウジさん(仮名)によれば、
ミナミの帝王は良心的であるという。

 

コウジさん「うちはシュウサン」

 

週3割の金利なので、10万円借りたら1週間後に利息は3万円。
つまり元金プラス利息で合計13万円返さないと完済にならない。

 

 

法定金利の年利18%直して計算すると、
10万円×18%÷365日×7日間=345円。
1週間後なら10万345円返せば完済。

 

 

ほとんどの人が返済は利息分だけだという。
さらに、コウジさんのヤミ金業者はシュウサンだが1日でも返済が遅れたら8日から利息は6割(シュウロク)。

 

利息が6割になると10万円あった借金は
8日目で16万円、1ヵ月滞納してしまうと66万円に膨れ上がるのだという。

 

リアルな世界は、漫画以上に厳しいようです。

 

ヤミ業者の絶好のカモは主婦

主婦は絶好のカモ ターゲットとなる主婦の特徴

 

・旦那さんと違って自分の小遣いが無い。ママ友とご飯行ったり洋服を買ったりするのにヤミ金に借りに来る。
・大半が小学校高学年の子供を持つ30〜40代の主婦。
・街金に行く人もいるが、ヤミ金は店舗を構えていないので足がつかない。
・最初は3万円の少額から。すぐ返せる金額だがヤミ金側は完済してからがチャンス
→完済した1ヵ月後に追加融資の電話をかける。限度額は旦那の月給まで上げてくれる。
・最終的に返済できなくなったら、「利息分だけでも体で払います」を言ってくる主婦が多い。
・返せなくなったら子供や旦那をターゲットにして利息分だけでも回収。
・自宅に乗り込むこともあり、旦那様がそこで妻の借金を知り、後日生命保険や学資保険を解約して支払わせるケースも。
・せっかくヤミ金の借金を清算しても主婦は高確率でまた借りてしまう。
・プライドがあるので友達や親せきに金貸して欲しいと言いにくい。
・内気で生真面目な人がハマりやすい。
・友達の少ない主婦や工場で黙々と働く人ような内気な人は周りに相談しにくく、自分で解決しようと深みにハマっていく。