納税証明書・固定資産税納付書が不動産担保ローン申込み時に必要な理由
大口のお借入れや事業資金、おまとめ・借り換え目的で利用できる不動産担保ローン。
無担保のカードローン商品よりも圧倒的に金利が低いことが特徴です。
私も営業店勤務時代には、限度額増額はしなくていいから金利だけ下げろ!というお客さんに何度もお会いしてきました。長いお取引を頂いていて返済に問題ない方であれば、限度額増額なしで金利だけ下げることもあったのですが、これは稀なケースです。
他の方は、金利だけ下げろといわれても、そもそも他の会社でも複数借金していたり、度々返済期日を遅れるなど、とても良好なお取引を頂いているとはいえない方、そういった方には金利引き下げをお断りします。
ただし、返済には問題がないが他社で3件も4件も借り入れしているという方、これ以上は総量規制があるので増額をすることすらできないという方には、不動産担保ローンを案内することがあります。
不動産担保ローンであれば、年収の3分の1規制がありませんので大口の融資ができ、金利が低いので、おまとめすることができるからです。
しかし、即日融資で借りれる無担保ローンと比べると、準備する書類も多く最短で3日かかります。頑張れば、最短3日で融資実行できるのですが、大抵の場合、申込みから約1週間はかかります。
融資まで時間がかかること以外は、無担保ローンと比較してメリットが多い、不動産担保ローンですが、申込みをするとなったら必要になる書類があります。
その中のひとつが、
納税証明書・固定資産税納付書です。
なぜ税金関係の書類が必要になるのか?
収入に問題なく不動産に評価が出れば融資してくれるんじゃないの?と思われますが、万が一返済をすることが困難になった場合に、担保として提供した土地または建物の不動産を競売にかけることとなります。
その売却益から残債に充てるのですが・・・
税金未納があった場合に、不動産を売却したお金は借金返済に後回しで、まず未納状態の税金から先に充てられてしまうのです。残ったお金がやっと債権者に渡ってきますので、不動産担保ローンで融資をする場合には、税金に滞納がないことが条件となります。