J.Score(ジェイスコア) の「AIスコア・レンディング」とは
銀行カードローンが従来の審査とは異なる新しい審査を始めています。それが、
J.Score(ジェイスコア)の「AIスコア・レンディング」
J.Scoreとは、みずほ銀行が携帯電話会社のソフトバンクと共同で2016年から始めた事業です。
一体これまでの審査とどう違うのか?
これまでのカードローンの審査といえば、勤めている会社や持ち家かどうかなど申込み用紙に手書きで記入して窓口で手続きをしていました。
J.Scoreのローン審査に必要なのは、スマホだけ。
必要事項を入力し終わるとすぐに借入れ可能額がスマホ画面に表示されます。
質問に答えるほどローンの金利が下がる
J.Scoreは入力し終わると、すぐに「貸付利率12.0% 契約極度額100万円」といったように審査結果が表示されます。
実は、これだけで終わりなのではなく、さらに質問が150項目あるのです。その質問に答えれば答えるほどローンの金利が下がるのです。
その質問例がこちらです。
- いつも使うポイントカードは?
- 服を買うとき何を最も重視?
- 大笑いすることがよくあるか はい/いいえ
- 人の心配事にすぐ同情する はい/いいえ
- 好きなスポーツを全てお選びください
ポイントカードはお金に関係しているような気がしますが、大笑いする、人の心配事などは心理テストを受けているみたいです。いろんな質問が増えれば増えるほど申込者本人のことをAIが理解することになって、より精密な点数を出せる仕組みになっているのです。
AIがどう審査をするのか?
例えば、
Q,あなたが大事にしていることは?
という質問をしたとします。
すると「A」と答える人、「B」と答える人に別れます。
AIはその後の借金の返済状況を集計。例えば「A」と答えた人にきちんと返す人が多ければ、その後「A」と答えた人は信用できる人だと判断する仕組みなのです。
質問の項目は全部で6分野
「生活」「情報連携」「性格」「ウォレット」「ファイナンス」「プロフィール」
普段の日常生活から性格の傾向まであらゆる方面からの質問で審査の精度を高めます。
すべての質問に答えることで、当初「12.0% 100万円」だった審査結果が、
「11.3% 130万円」といったように金利は下がり借りられる金額も上がることがあるのです。
AIに判断してもらと
「この人はフォローしなければならない」「延滞しがちかもしれない」「この人はちゃんと返してくれる」、こういったことをAIが判断して回収ができるようにしていくことができるのです。
いいスコアでよりよい条件で借りるために、質問で虚偽の回答ををして攻略しようと思ってしまいますが、質問が150個あります。どこかの質問で嘘をついてしまうと他の質問との整合性が取れなくなってしまうので、AIは嘘をつく人だなと判断して逆に金利が上がって借りられる金額が下がったりすることもあるのです。