偽造運転免許証でキャッシング

私は、消費者金融に勤めていた期間は偽造した運転免許証でキャッシングするという事例に出くわしたことはなかったのですが、研修などでは運転免許証の確認の仕方などは指導を受けます。

 

そのため店頭窓口で本人確認書類として運転免許証を預かった時には、一応偽造がないかチェックします。
見た目は本物かのように作られた運転免許証でも、運転免許証の番号にはチェックデジットがあります。

 

審査用のパソコンに、運転免許証の番号を入力すると、その番号が正規のものかどうか判定できるシステムが入っています。偽造した免許証で番号も適当な番号であると、はじかれてしまうので審査には通らないのです。

 

無人契約機も運転免許証をスキャナで読み込ませますが、今の無人契約機は精度が高くなっているので偽物であることも見抜くことができるのです。

 

 

偽造免許証で別人になりすました借りるというよりは、盗んだり誰かが紛失した運転免許証が詐欺に使われてしまうケースが経験上多かったです。

 

申込み方法ですが、今の時代ネット申込みが主流ですが契約書類やカードが運転免許証の本人の自宅住所に届いてしまうので、詐欺師はわざわざ無人契約機に来店して申込みをします。

 

無人契約機で、契約手続きしたらATMでカードの限度額全額を引き出して後は、当然返済もせず借り逃げです。

 

ただし、無人契約機には契約機内にカメラが仕込まれていて顔が真正面で映るようになっていますので、運転免許証と顔が違えば怪しいということになります。

 

そのため運転免許証よりも他人になりすまして借りることができる確率が高いのが、健康保険証です。健康保険証には顔写真がないのですから、運転免許証よりもバレる確率は低くなります。

 

契約した時点では、貸付けた会社側も融資した相手が詐欺だと気づかないです。どこで気づくケースが多いかというと、当然返済する気もないのですから督促の電話は当然繋がりません。そこで運転免許証記載の住所に督促状を送ります。

 

運転免許証を紛失された方は、自分が申込みしていないのですから消費者金融でキャッシングなど寝耳に水です。なんのことだか分かりません。そこで契約した覚えがないと電話がかかってきますので、そこで貸した相手は別人であったと初めて気づくのです。

 

運転免許証を悪用された方には返済義務はありませんので、被害者は貸付けた消費者金融側となります。この場合、被害届を警察に出します。被害届は受理してくれるものの捜査をしてくれるというのはめったにないので、損金処理して泣き寝入りするケースが多いのです。