住宅ローン見直し、高級車が買えるほど大きな差を生む!?【ノンストップで紹介】
2017年12月21日(木)に放送されたフジテレビ「ノンストップ」で、今こそやっておきたい家計の見直し、固定費の中で住宅ローン支払いの見直しについて紹介されていました。
5000万円の住宅ローンを固定金利3%で35年ローンを組んだAさんとBさん。
AさんとBさん同時期に住宅を購入し、住宅ローンを毎月19万2425円返済し残りの支払い25年 約4057万円あったのですが、ある日住宅ローンを組んだ銀行から別の銀行へ別の銀行に借り換えをすることで、これまでより低金利での支払いになることを耳にします。
Aさんは、さっそく住宅ローンの借り換え情報を調べますが、低金利にはなるが登記の手続き・事務手数料の諸費用が約113万円追加でかかることを知り、手続きも面倒そうなので、固定金利3%のままで借り換えることをあきらめて払い続けることにしたのです。
Bさんは、住宅ローンを他の銀行で借り換えを決め、手続きに必要な113万円の諸費用を支払い、金利は変動制の1%になり月の支払いも15万3010円になりました。
25年後・・・
Aさんは、25年間固定金利3%で支払総額約5775万円
一方、銀行の借り換えをしたBさんは、
25年ローン金利1%で支払い続けた総額は約4590万円
その差、
約1185万円
手続き費用113万円を差し引いても約1072万円の差が借り換えによって生まれたのです。
変動は1%で紹介していますが、固定金利でも1%代の商品もたくさんあり、変動金利でも0.5%代の商品もあります。ただ変動金利の場合、金利が上がるリスクもあります。
住宅ローンを銀行で借り換える場合、金利の変動がリスクで、固定金利か変動金利かの選択で借り換え損のリスクもあります。これを踏まえたうえで検討が必要です。
住宅ローン借り換えを検討する条件
上記の例のように、1000万円以上差が付くなら借り換えたいと思いますが、借り換えを検討をするのであれば、検討するポイントが3つがあります。
- 住宅ローン残りの期間が10年以上
- ローン残高1000万円以上
- 借り換えした場合の金利差が1%以上
残高が多い方は、金利差1%以下であっても借り換えた方がお得になる場合があります。
団体信用生命保険(だんしん)制度
住宅ローンの見直しは、金利以外にも注目すべきポイントがあります。
それは、団体信用生命保険です。
ローンを借りている方が、亡くなったり高度障害状態になってしまった際に残りのローンを支払ってくれる制度です。
民間の銀行でローンを組む場合は、必ず団体信用生命保険に入らなければならないので、入った記憶が無いという方も団信に入っているのです。
ところが、この団体信用生命保険、適用範囲が変わってきているのです。
これまでのスタンダードな団体信用生命保険では死亡・高度障害時に保険から残高が返済され、保険料は銀行が負担、ローンも無料で組むことができました。
最近では、適用範囲が増えてきており団信は亡くなった時だけでなく、払っている方が病気であったり様々な事情で収入が無くなった時が一番大変なので三大疾病保証付き団信、広いところでは八大疾病保証付き団信、銀行によっては金利に対して+何%上乗せというところもあれば無料で付けますというところもあります。
ローンを借り換える際には、金利差だけでなく団体信用生命保険も見直してみてるのがポイントです。面倒だなと思っても見直すことで、大きなメリットが産まれます。