■総量規制とは
2010年6月に貸金業法が改正されました。改正されたことにより新たに総量規制が導入されました。総量規制とは、個人への貸付を過剰融資防止のために制限することです。
具体的には以下のような内容です。
借り入れできる限度額が最大で年収の3分の1以下
個人が最大で借り入れができる金額は、年収の3分の1までとなります。例えば、年収300万円の方は100万円までが最大限度額となります。1社100万円までではなく、他の金融機関もあわせて100万円までとなります。しかし、年収が300万円だから必ず100万円まで借りれるというわけではなく、上限を100万円として、その中で限度額がいくらになるかは各キャッシング会社の審査基準によりますので、審査結果によっては10万円の限度額ということもあります。
ただし、銀行系のカードローンや高額商品を購入したときの割賦払い、住宅ローン、自動車ローン等は貸金業h法が適用されず別の法律となるため年収の3分の1以内のローンには含まれません。
収入証明書の提出が必要
年収確認のために収入証明書の提出が必要になります。収入証明書は必ず提出しなければならないというわけではなく、以下の条件の場合提出が必要になります。
- 契約する限度額が50万円を超える場合
- 他の金融機関との債務と限度額を合計すると100万円を超える場合
専業主婦(主夫)の借入れは配偶者の同意書が必要
パートやアルバイトをしていない専業主婦(主夫)の方がキャッシングを申込むには、配偶者の方の同意書や婚姻証明書が必要になります。配偶者の方が審査の対象になります。しかし、審査の手続きが増えることや管理する書類も増えたことからコストがかかるため、専業主婦(主夫)への貸付事態を行っていないキャッシング会社会社がほとんどです。