アルバイトなのに正社員で顧客情報登録し融資額を吊り上げ

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貸付残高ノルマを達成するために、融資額を吊り上げるのは簡単なこと。

 

金融庁より行政処分を受けたスルガ銀行では、シェアハウス「かぼちゃの馬車」での不正融資問題があった。
収入証明書、預金残高、など申込者の返済能力を計る資料を改ざんし高額の融資を行っていた。

 

 

同様に私が過去に務めていた消費者金融でも融資額を不正に吊り上げていたことがあり、収入証明書を改ざんするのではなく、雇用形態を申込者はアルバイトで働いているのに、それを正社員に顧客情報を勝手に変更しスコア評価を高くし融資額を増やしていたのである。

 

各消費者金融の審査基準で異なりますが、
アルバイトで年収300万円、正社員で年収300万円の同じ年収の人がいたとします。

 

アルバイトは、いくら年収が高くても正社員ほど安定した収入とはみられていません。
(※例えば、休んだら給料が出ないなど。)

 

そのため最高限度額500万円というカードローン商品であったとしても内規でアルバイトの方の限度額上限は50万円までと制限されていたのです。

 

貸付残高ノルマをどうしても達成したいと思ったのか分からないが、アルバイト⇒正社員と顧客情報を変更し審査に通し過剰に融資をしてしまったことがあった。

 

その時は、貸付残高を増やすことができてよかったよかったとなりましたが、その数年後、やっぱりというか不正はバレてしまう。

 

顧客情報を変更した経緯も知らず、店舗の人員も入れ替わり増額対象顧客のリストに上がってきたので、電話で増額案内すると喜んで来店をする運びとなった。

 

増額審査をするときに、登録事項に変更が無いか確認するのだが、正社員では無いということなのだ。正社員からアルバイトになったということではなく入社からずっとアルバイト。

 

増額できると店頭に呼んだのに、限度額が下がることになって、当然お客さんはお怒り。
限度額ギリギリで借りたり返したりをしていた人なので、「俺に死ねって言ってんのか?」と怒りは収まらない。

 

謝罪と、本来限度額増額しないと金利は下げてダメなのだが、支店長対応で限度額減額と金利引き下げでご了承頂くことになった。

 

結局不正はいつかバレてしまう。