エヴァやFFのイラスト書いてますという方からのローン申込み

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50代 独身 男性 一戸建てに母親と同居の2人暮らし
フリーランスのイラストレーターの方の店頭窓口に夕方17時頃来店しての申込みです。

 

いらっしゃいませ!とカウンター席に案内し、お茶とお絞りを出すと、いきなりお絞りで顔を拭き出す。薄毛でメガネをかけており、ちょっと体臭がする。どんな仕事をされているのかというと、エヴァンゲリオンやファイナルファンタジーのイラスト書いてるということでした。
制作会社に所属しているということではなく、下請けのような形でアニメやゲーム系のイラストを作成しているとのこと。

 

 

 

スコアリングなどコンピューター上の審査は問題なかったのですが、
ネックとなるのは在籍確認です。

 

在宅で仕事をされている方なので、自宅の固定電話のみ、携帯電話は持っていないということでした。これでは、お仕事をしている確認とはならないので、何か証明できるものありませんか?と聞いたところ・・・

 

 

名刺代わりに常に持っているのか、某ゲームのイラスト集とされる本をカバンの中から出してきました。

 

すると、フリーランスのイラストレーターの方は本の最後の方のページを出し、ここに私の名前が載っているからよく見てみろと示してきました。

 

確かに、このイラスト集の制作に携わった方の名前が書いてあり、申込み者の氏名もそこに掲載されていたのです。

 

分かりました。ちょっとお借りしますといって、その本を借り店の奥の方へ行き支店長に相談をしにいきました。

 

私「この本だけで在籍確認OKにしますか?」
支店長「イラストレーターの仕事をしていることは分かったけれど、継続的に収入があることは、これだけでは判断できない。」

 

結局のところ、収入が確認できるものが欲しいということになり、確定申告はされているとのことなので、確定申告書を持ってきてもらうことにしました。その案内時に、必ず最新年度分を持ってきてくださいと伝えたのですが・・・

 

後日持ってきてくれると思ったら、閉店時間ギリギリに、息を切らしながらハァー、ハァーっといって店に来店したのです。

 

「確定申告書持ってきました!」

 

あんなに言ったのに、持ってきたのは一昨年の確定申告書だったのです。
それには、がっくりと項垂れた様子でした。

 

最悪なことに、その日は金曜日。
土日を挟むので月曜日にもう一度来店してくれ、その時に最新年度の確定申告書を確認し融資可能となりました。

 

 

今回のケースのように、イラストレーターの方だけでなくフリーランスで仕事をされている、フリーカメラマン、フリージャーナリストなど、フリー○○の方は、在籍確認がネックとなってしまいます。そのため、総量規制で収入証明書の提出対象とはなっていなくても継続して収入があるかの確認で、在籍確認の代わりとして収入証明書を求められることがあります。事前に準備していくことで審査をスムーズに進めることができます。