第21話「講習」多重債務者のクズエピ―ソード【中間管理録トネガワ】

中間管理録トネガワの第21話「講習」は、

 

賭博黙示録カイジでギャンブル船エスポワールで行われた限定じゃんけん。

 

その限定じゃんけんのリハーサルを、帝愛ファイナンスの新入社員で行う内容がスピンオフ作品の中間管理録トネガワで描かれています。

中間管理録トネガワ(3)【電子書籍】[ 萩原天晴 ]
※3巻に収録

 

 

新入社員にリ限定じゃんけんに参加する債務者を演じさせハーサルをしますが、
カチッとし過ぎて債務者感がゼロ。

 

そこで帝愛ファイナンス傘下の遠藤金融社長、遠藤勇次が幾人もの債務者を取り立ててきた経験から多重債務者のレクチャーを受けます。

 

新入社員の黒服達は、多重債務者がどういった人なのかイマイチ分かっていないので、実際に現在進行形の多重債務者、借金総額500万円の渡辺くんを紹介します。

 

多重債務者渡辺くんのクズエピ―ソードが、
・親のコネで就職した会社の金をパチンコに使ったことがバレ、営業中上司から帰ってこいと電話がかかってくるが、「家に帰るのはさすがに悪い、会社にも戻りたくない、だから終電まで山手線に乗っていた。」
・借金返済のために渡辺母が親戚中からお金を借りるが、渡辺くんはその金を返済に充てず競馬につぎ込み全額する。競馬につぎ込んだ理由は、あわよくば勝って増やそうとしたわけではなく、単純に競馬が趣味で気分転換、自分へのご褒美のために。

 

 

 

消費者金融に勤めていると、さすがに中間管理録トネガワに描かれている渡辺くんのように最初からクズな人には会ったことはありませんが、多重債務に陥る原因は金融庁の調査によると年収300万円以下の低収入・収入の減少等(生活費・教育費等の不足)をきっかけに借金をして多重債務陥ってしまう人が多いというデータが出ています。

 

多重債務者というと、お金にだらしなくギャンブルでお金を無くし、またギャンブルで取り返すために借金をするといったイメージがありますが、収入が減少、本人または家族が病気・ケガで致し方なく借金をする人もいます。

 

私が会った多重債務者で驚いたのが、いろんな金融業者から借りまくっていて自分がどこで借りているかもわからなくなってしまった人です。

 

来店するなり、はじめてなんですけどと言ってカードローン申込みにきて運転免許証を預かります。運転免許証を元に氏名や住所を審査のパソコンに入力していくと、既にうちの会社の利用顧客であったことが判明。うち利用されますよね?と聞くが、あっそうでしたっけ?といった回答。既に延滞していて、おそらく借金を返すためにいろんな金融機関で申込みをしていたのだと思うが、自分が借りている会社を忘れてしまうとは・・融資の話ではなく今後の返済をどうしていくかでその日は帰ってもらった。