帝愛の訪問回収

ローンの返済が滞納している人に行われれる督促行為。

 

はじめは、携帯電話に連絡を行います。
それでも連絡が取れない場合は自宅の固定電話にかけます。
携帯電話も自宅電話も連絡が取れないとハガキ(督促状)を送ります。
それでも何の反応も無いと勤務先に電話を架ける、住民票請求し引っ越していないか追跡を行います。
携帯電話、自宅電話、勤務先電話、督促状を送付しても一向に返済がないと自宅に直接訪問に行くことがあります。
返済日から90日以上経過すると債権が回収専門部署に移管されます。法的回収の措置を取ります。

 

 

現在では、昔ほど行われることのなくなった自宅への訪問回収。
中間管理録トネガワのアニメ版ではその訪問回収のシーンが描かれています。

 

中間管理録 トネガワ

 

  • 会社にきて、これから取引先に契約に行く債務者の男性対し「身だしなみは大事だけど借金返さないのはよくないな〜」「身辺綺麗にしておかないと折角の縁談つぶれちゃいますよ」と取立
  • 帝愛からの借金でブランド品を買い物をすおばさん これからネイルの予約までまだ時間がある化粧品見ていこうかしらとタクシーに乗り込んだら黒服がいきなり乗り込んできて「奥さんずいぶん買い物されましたね」「そのお金どこからでたんです?」「うちへの返済だいぶ滞ってますよ」「何とかしてもらわないとこのタクシー森越デパートなんて近場じゃなくてもっとずーっと遠くまで行ってもらうことになりますよ」と取立
    • 競艇場で舟券1点買いに全額行こうとしている中年男性に、「やめておいたほうがいい」「そんなカスばかり買ってるから借金膨らむんだよ」「ドブに捨てる前に・・・」と賭けようとしていたお金を黒服が回収にくる
    • 暴利・違法・泣き落とし、急に利息が膨らんだ、借りるときは切羽詰まってと言い訳し、のらりくらりと督促を交わす悪質滞納者に対しては利根川が直接回収に行く

     

    帝愛の訪問回収は、自宅だけでなく職場やプライベートな所まで関係なく滞納者を追い詰めて回収するようです。基本、黒服2人組で行動するようです。

     

    現在では、 消費者金融で訪問回収をしている業者事態がほとんどないのですが、カイジは90年代の話。この頃は長期滞納者の自宅に訪問回収をしにくことは当たり前にありました。