帝愛の融資方針とは?
福本伸行の作品『賭博黙示録カイジ』に登場する帝愛グループ。
消費者金融を主体とする日本最大規模のコンツェルンです。
借金の取り立てに関しては、『賭博黙示録カイジ』にて借金が返せない債務者からは腎臓を摘出して換金するという凶悪な回収、それでも返済ができないと地下送りとなって強制労働といったシーンが描かれています。
では、融資に関してはどうなのか?
『賭博黙示録カイジ』では、回収については描かれているますが、融資については描かれていません。ですが、スピンオフ作品である『中間管理録トネガワ』には、その融資について少し書かれているコマがあります。
『中間管理録トネガワ』3巻に収録されている16話「採用」です。
16話「採用」は、帝愛の入社面接についての話です。
そこで誠実そうな入社志望者が面接で、帝愛の入社をしたい志望動機を話す際に少しだけ融資方針について書かれれているシーンがあります。
▼帝愛の志望動機▼
「御社の積極的な融資姿勢や・・・・・・・・・
債務者にセカンドチャンスを与える温情的な社風・・・
御社のそういった取り組みが・・・」
ここで気になるのが
「債務者にセカンドチャンスを与える温情的な社風」
です。
債務者にセカンドチャンスをを与えるとはいったいどういうことなのか?
私が推測するにですが、
積極的な融資姿勢が魅力と志望者が言っているとおり、多重債務者・ブラックでもはやどこからもお金が借りれない人でも帝愛ならお金を貸しますよ!という意味だと推測されます。
多重債務者の方・ブラックの方ようこそ!といった感じではないでしょうか?
現実の世界なら、信用情報に事故がついてブラックの方なら即融資断りです。多重債務も1件や2件程度なら借りれなくもないといったところですが、3社4社以上から借り入れがあるとなると多重債務確定で、他社借入れ件数オーバーで審査が通りません。
また総量規制によって年収の3分の1以下しか借入れすることができません。
大企業で一流大学を卒業して入社してくる程の帝愛、貸金業として金融庁に登録しているなら貸金業法を遵守しなければならないので、多重債務者にも積極的に融資を行うのは闇金でもない限り現実的にありえないのですが、元総理すら自分の下に置いて有利となる法律をいくつも通しているので、漫画の世界ですから法律は関係ないのでしょう。
次はこちら
関連ページ
- 消費者金融社長の金遣いは?【中間管理録トネガワ 第66話 断金】
- 帝愛はブラック企業 実際の消費者金融は?
- 大雪や台風でも休めない企業 【中間管理録トネガワ 第60話 黒宴】
- 帝愛 過払い金返せ!【中間管理録トネガワ 第59話】
- 帝愛の訪問回収
- 漫画『中間管理録トネガワ』を実質無料で読む方法
- 第53話「特急」エスポワールに乗船した債務者【中間管理録トネガワ】
- 第21話「講習」多重債務者のクズエピ―ソード【中間管理録トネガワ】
- 第49話 提供 が完全に武富士【中間管理録トネガワ】
- 【カイジ】未成年なのに十数件の借金を焦げ付かす古畑
- 中間管理録トネガワ「内示」消費者金融の人事異動
- 中間管理録トネガワ 第32話「介入」 金融界の介入の意味とは
- 中間管理録トネガワの『採用』が面白い!
- 【カイジ】帝愛グループのモデルは武富士!?