障がい者でもキャッシングできるのか？

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障がい者でもキャッシングできるのか？

障がい者でもキャッシングをすることができるのか？

結論から言えば、健常者と同様に審査基準を満たせば融資を受けることができます。

安定した収入があることが条件となります。

ただし、契約が困難なケースもあります。

障害の重さによって借りられないことも

障害の重さによってですが、まったく目が見えない、耳が聞こえない、など誰か他の方の助けが必要な方は、融資をすることができません。それ以外の方で、障害もそれほど重くない方であれば、審査基準を満たすことで融資をすることができます。

私も障がい者のローン申込み受付をしたことがあるのですが、店頭カウンターが混みあっている時間帯で、何人も並んでいるような状況でした。私は、その方に先に用件を聞きに行ったところ、お金を借りたいということでしたので、店頭が混み合っているから、無人契約機でしたら今空いていますので、無人契約機で申込みできることを案内しました。

しかし、頑なに店頭がいいと拒むのです。そして、ようやくその方の順番がきてカウンターに案内すると、虫眼鏡のようなものを取り出して申込書の文字を1文字1文字すつ見ているのです。どうやら極端に視野が狭い方だったのです。申込書を読むのにも時間がかかり、融資は断っています。

また、別のケースでは、申込み時に身分証明書として障がい者手帳を提示しました。精神的な障害をお持ちの方の申込みだったのですが、話していて特に問題はなかったので、審査を進めました。

審査基準に満たなかったので、融資をお断りさせていただいたのですが、その方はキレ始めてしまい、貸さない事に対して障害を持っているから差別したんだろ！？この差別主義者！！と怒鳴られる。　何度も当社の融資基準に満たないためと説明するが聞き入れてもらえず、言いたいことだけ言って帰っていった。

どうやって貸したのか・・・？

夫婦揃ってのご来店。

・・・
・・・

・・・

・・・？

もしかして、耳が聞こえないのかな？

それも夫婦どちらも耳が不自由なのである。

何とか身振り手振りで分かったのは、ローンを完済したいということだ。
カードを預かって、その方の口座情報を確認すると、不動産を担保とするローンの利用者だったのである。

完済金額がいくらになるかを電卓に表示させて、
お金を受け取り完済手続きを済ませた。

でも・・・
どうやって担保付のローンを貸したんだ・・・？

耳が聞こえなくても、読んだり書いたりすることはできるので、通常の無担保のカードローンは融資している人は何人かいるのですが、土地や建物を担保にして融資する、どうやって契約説明をしたのかは疑問に残る。

不動産担保ローンの完済は、単純にお金を受け取って領収書を発行して終わりではなく、うちの会社の根抵当権が付いているので、その抹消手続きをしなければならないのである。

完済時渡す書類も多いので、根抵当権設定契約書、放棄証書、資格証明書など、書類をひとつひとつ説明していく。口頭で言っても耳が聞こえないので、すべての書類について紙に書きながら、筆談で説明していくので、いつもより余計に時間がかかった経験がある。

根抵当権を外す手続きは、司法書士の方におまかせしてしまう人が多いのですが、このご夫婦は自分たちで手続きしたいということで、法務局での手続きの仕方や持っていく書類の説明をすべて身振り手振りと筆談で行った。

以上のように障がい者の方への融資は、健常者と同様に安定した収入があり審査基準を満たせば融資をします。しかし、障害の重さによっては申込みを断ることがあります。