自動審査のスコアリングシステム
消費者金融には、銀行にはない独自の審査ノウハウであるスコアリングシステムがあります。
これは借入申込者の属性をもとに審査が行われます。
●スコアリングシステム
スコアリングシステムは、年齢・職種・住居・家族構成などから顧客を属性別ごとに分類して、分類されて属性を過去の膨大な顧客データから取引実績・貸し倒れ率の統計に基づいて最適な融資限度額を算出してくれるシステムです。
消費者金融の審査担当者は、PC端末に顧客の属性を入力するだけで、あとは自動審査で融資可否の判断をします。そのため消費者金融は審査にかかる時間が非常に短いです。
いくら自分は年収が高く他で借金もしたことがないから、審査に通るだろうと思っても属性が悪ければ、スコアリングの結果では「貸付可能額0」となったり限度額が低く抑えられることもあります。
このスコアリングシステムの審査にも2通りあります。
「属性ポイント制」と「属性モデル制」です。
属性ポイント制とは、属性をポイント化してトータルのポイントで融資額が決まるシステムです。
例えば、正社員であれば5点、アルバイトであれば2点、既婚者であれば3点、社会保険であれば5点、国民健康保険であれ3点などです。
この合計ポイントによって、融資限度額が決まるシステムです。
属性モデル制とは、過去の顧客データから同じ属性モデルの方は同じ返済傾向になりやすいと統計上されています。
審査の時に融資に必要な個人データを聴聞して、それを審査担当者がコンピューターに情報を入力します。
たとえば、
正社員(一部上場)、既婚、持ち家(一戸建て本人名義)、社会保険、勤続12年という方が申込みにきました。
この属性情報を入力すると、膨大な顧客データから同じ属性モデルの方の返済実績などから、いくらまでなら融資しても大丈夫だろうという貸付可能な金額を瞬時に算出してくれます。
この属性モデルのパターンは何通りもあります。
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