武富士弘前支店強盗殺人・放火事件 を受けてから変わった融資のあり方

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2001年5月8日に青森県弘前市田町に
武富士弘前支店強盗殺人・放火事件が起きています。

 

 

この時は、犯人の金銭要求を支店長が拒否し、110番通報されたため激怒し放火され、支店の社員5人が炎に囲まれて脱出不能となりそのまま死亡。辛うじて脱出出来た4人も重軽傷を負う惨事となりました。

 

 

その後も消費者金融では、強盗事件が起きています。

 

  • 2004/3/10 、東京都世田谷区三軒茶屋、消費者金融 「アイフル三軒茶屋店」で、男がガソリンのようなものをまいて火を付け、 現金約20万円を奪って逃走。

 

  • 2006/6/8 兵庫県尼崎市神田中通の消費者金融「アコム阪神尼崎支店」に男が押し入り、カウンター越しに男性店員(30)に果物ナイフを向けて「金を出せ」と脅した。男性店員が店内にあった現金21万円をカウンターの上にばらまくと男は奪って逃走

 

  • 2006/8/2 「アコム元町支店」に男が押し入り、カウンター内にいた従業員に刃物と透明の液体が入ったペットボトルを突き付け、現金約13万円を奪って逃走。

 

  • 2007/10/7 東京都立川市曙町の消費者金融「プロミス立川駅前支店」に男が押し入り、従業員に果物ナイフのようなものを突き付け、現金約50万円を奪って逃走

 

  • 2008/9/10 、新宿区新宿の消費者金融「アイフル新宿東口支店」に男が押し入り、カウンターの女性従業員(34)にはさみを突きつけて「金を出せ」と脅し、店員が差し出した現金2万円を奪って逃走した。

 

などなど強盗事件が起きていますが、
これら以外にも事件は起きています。

 

 

2001年に起きた武富士の事件以降変わったことは、
犯人から金銭を要求されたら無駄な抵抗はせずに素直に現金を渡していることです。

 

おそらく各金融業者で、事件の事を踏まえてかマニュアルができたのかとは思いますが、
武富士の事件の時のような重傷を負ったり亡くなることは起きていないです。

 

 

それとお気づきになられた方もいると思いますが、
被害金額が少ないとは思われなかったでしょうか?

 

消費者金融に強盗に入ったのに、被害額が2万円!?13万?21万円?

 

消費者金融はお金を貸しているところなのに、
何でそれしか現金がないの?

 

これも防犯上のためで、店頭窓口に現金はあまり置いていないのです。
強盗事件が起きると、被害金額がメディアで報道されます。

 

そんなに現金が置いてあるのなら・・・・
と強盗を計画する人も現れるかもしれませんが、
被害額が少なければ、それしか置いていないなら強盗をする意味もないですし、たとえ被害にあったとしても被害金額が少なくて済みます。

 

 

消費者金融の店頭窓口で契約すれば、
その場で現金を手渡しで融資してもらえると思っている方もいますが、
大手ではキャッシングカードが渡されるだけで、借りる場合はATMでどうぞとなります。

 

防犯上のために店頭窓口に現金は置いていないのです。

 

今の時代は、ほとんどの方がインターネットで申し込みをして、
振り込み融資してもらうかATMでカードを使って利用するかのどちらかですので、
店頭窓口の利用は少なくなってきています。