消費者信用団体生命保険とカードローン
キャッシング・カードローンの申込みは年齢制限があります。
20歳となった誕生日かr合申込みができるのですが、上限年齢につきましては、
各社バラバラで60歳までや64歳、65歳、69歳が上限など異なります。
この上限年齢以下の方であれば申込みできるのですが、
カードローン利用中に65歳まで申込み可能なキャッシング会社であれば
66歳の誕生日を迎えた日から借りることができなくなるのです。
これ以降は、借金を返済していくだけの利用になります。
2007年くらいまでは、
カードローンの申込み時に上限年齢はありましたが、
利用中の方に関しては申し込み上限年齢を過ぎたとしても借入れに関しては何ら制限がなく、死ぬまで借入れをすることができていたのです。
実は2007年頃というのは、
団信が社会問題となっていた時期です。
団信とは、消費者信用団体生命保険のことで、
カードローンの利用者が死亡または重度障害になり返済不能となったときに保険金が下りて、残高の返済に充てるものなのです。
そのため亡くなった契約者は、家族に借金のことで迷惑をかけずにすむことができるのです。
しかし団信は、
借金を返済することができなくなったら死んで保険金で返せとも捉えることができます。
また、保険料は契約者が負担するのではなくキャッシング会社が負担することになっているのですが、実質は高い金利から発生する利息収入から保険料を負担をしているといって契約者が払っているともいえるのです。
そして一番の問題は、
カードローンの契約時に団信に加入することを説明していないことなのです。
当時の消費者金融はいいかげんであり、契約書の内容も本来はすべて説明しなければならないのですが、限度額と金利だけ説明して後の重要事項は端折って説明したりしていたのです。
そのため団信に加入していたことすら知らずにキャッシングを利用して、
保険金の受取りは家族を素通りして消費者金融が受け取りますので、亡くなられた契約者の取引履歴を計算して過払い金が発生していたとしてもそれを家族は知らないままでいることになるのです。
高齢者に対して高金利で融資をするといったことも社会問題となったことから、カードローン契約時の団信は2007年頃から順次廃止されています。
このような経緯から、カードローン利用中の方も借り入れができる上限年齢を設けることになったのです。
申込み時の年齢だけでなく、既存利用者の借入れまで年齢制限されることは、すべて利用者に周知徹底されていたとはいえず、ATMルームのポスター掲示やホームページ、電話や店頭での接触時にしか告知をしていなかったため、突然借り入れができなくなったことへのクレーム件数が多かったのです。
高齢者が融資を受けるためには、何もカードローンを利用する必要なく
「年金担保貸付」という制度があります。
カードローンの金利よりもはるかに低く設定されています。
申込みは、年金の支給を受けている銀行や、信用金庫の窓口、もしくは「独立行政法人福祉医療機構代理店」の表示がある金融機関で行うことができます。
消費者信用団体生命保険付きのカードローン
消費者金融で団信が付いているカードローンはほとんどありませんが、スルガ銀行では団信付きのカードローンを取扱いしています。
70歳まで申し込め、万が一のとき安心のがん保障特約付きローンが選べる商品です。死亡または所定の高度障害状態等に該当した場合は、
消費者信用団体生命保険でローンを全額返済。しかも、がん保障付きなので、がんと診断された場合も全額返済でき、安心して治療に専念することができるローンす。
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