口座数を増やすなら中国籍の方に融資しろ!

新宿の店舗で勤務していた時の話ですが、
土地柄なのか中国籍の方が窓口に来店してカードローン申込みも非常に多いのです。

 

消費者金融にとって中国籍の方は非常に大切な方であります。
特に有難いと思ったのは、中国籍の方は横の繋がりが強いということです。

 

2000年代前半まではとにかく貸付残高を増やせという時代であったのですが、中国籍の方に融資を行うと、その方は、「あそこの会社で貸してくれたよ!」ということが口コミで伝わりやすく、今度は友達や知人をどんどん連れてきてくれるのだ。

 

申込書・契約書は日本語で書かれているので、本来なら日本語が理解できて契約内容も理解していないと融資はできないのだが、紹介者の人が日本語できるからその人に使い方とか教えてもらってね!という条件で融資もOKだったのである。

 

貸付けノルマを達成するには、中国人の方に日本語が分からなくても積極的に融資をし、口座数と貸付残高を増やしていったのである。

 

本来、まったく日本語が理解できないと外国籍の方に融資はしないのだが、この時代は「○○は紹介者▲▲の知り合いで、紹介者▲▲は日本語に問題ないので融資OK」と審査を通すために無理やり良い理由を付けて融資をしていたこともある。

 

今ではありえないことである。

 

一時期、お知り合いを紹介してくれればQuoカード3000円分を紹介者にプレゼントしますというキャンペーンを行っていたのだが、Quoカードをプレゼントした方が、ほとんどが中国人の方ということもあった。

 

しかし、規制が厳しくなって以降はこのような融資はもちろん行っていない。
それでも中国籍の方の申込みで来店する方は多いのだが、中国籍の方の特徴として審査で貸せないと分かると、怒鳴り始める方が多いのだ。怒ったり、ゴネれば貸してくれるとと思っている方が多いのか、大声で罵声を浴びせてくる。

 

融資できないものは融資できないので、相手の気が済むまでこちらは耐えれば、お帰り頂く。一時期中国語の申込書もあった時代があったのだが、それは店頭窓口来店限定であったため、今ではほとんどの店舗が無人化されたので、無人化とともに廃止された。