武富士 昭和56年の広告を見てみよう 47.45%の高金利

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昭和56年(1981年)、武富士の新聞広告▼

 

2020年現在だとカードローンの最高限度額はアコム800万円、アイフル800万円、モビット800万円となっているが、この時代の武富士の限度額はプランニングローンの最高100万円迄、中小消費者金融並みの小口融資に特化していた。

 

そして、

 

昭和56年1月より金利引き下げ実施!

 

の文言がある。

 

引き下げ実施してバランスローンの47.45%は、今の感覚だとまだまだ高い。
ただ、出資法の上限金利はこの時代109.5%だった。

 

 

また、貸付利率や返済回数、返済方式は広告に掲載はあるものの貸金業登録番号が記載されていない。

 

貸金業法第15条に勧誘をする場合は、貸金業者の商号、名称又は氏名及び登録番号を表示・説明する義務があるが、貸金業規制法が制定されるのは2年後の昭和58年。

 

昭和58年の貸金業規制法では、貸金業者の登録制度、取立規制、書面交付義務、みなし弁済などが義務付けられた。

 

また、出資法も改正され上限金利を平成3年までに段階的に40.004%に引下げることとなった。