銀行の歴史 何で利益を上げてるの?合併を繰り返しるのはなぜ?
2018年11月11日のTBSラジオ爆笑問題の日曜サンデーでサンデーマナブくんのコーナーで
「最新銀行事情をマナブくん」をテーマに
「銀行ってなんだ?改めて歴史をマナブ」
について解説していました。
日本の銀行は江戸時代の両替商がルーツだといわれています。
明治時代の1872年、国立銀行条例に始めった日本の銀行業は認可を受けた順に番号の名前を持つ国立銀行が誕生しました。
第百五十三国立銀行まで存在し、それぞれが銀行券を発行しました。
その後1872年には、中央銀行として日本銀行が設立。
国立銀行は普通銀行へ転換。
銀行券はすべて日本銀行券に統一されました。
民間の銀行数は1901年(明治34年)に2334行のピークに達するも昭和恐慌や戦時体制を経て終戦時には61行になったといわれています。
そして、金融界が再編の動きを見せ始めたのは1990年。
バブル経済の崩壊がきっかけとなりました。
その後1998年に銀行持ち株会社が解禁。
護送船団方式と揶揄された金融機関において銀行の統合や再編の動きが一層激しくなったといわれています。
2018年5月時点ではメガバンクが3行、大手銀行が4行、地銀が106行、合わせて113行となっています。
超低金利時代が続く中、銀行はどうなっていくのか?
銀行が合併を繰り返してきたのはなぜなのか?
(株)マリブジャパン
金融コンサルタントの高橋克英さんによると、
日本に限らず古今東西どこも商品やサービスで差がつかない。
金利はどこにいっても同じ。
車のようにデザインを変えるわけにもいかない。
そうするとスケールメリットを追求するしかなく
システムとかいろいろ投資がかかるので規模が大きくなればなるほど単位コストが安くなって利益も増える。
合併は前向きなことであり、預金者にもプラスになる。
銀行はどうやって利益を上げているのか?
預金をみなさんから安く調達してそれを高く企業や商店、個人に貸す。
その利ザヤ。
昔は普通預金の金利が7%や8%の時があった。
今だと0.001%
100万円預けても1年後に利子は10円。
1億円だと1000円。
銀行は貸出金利1%でも100万円貸せば1万円の利子はとれる。
コスト引いても9000円とか儲かる。
それが100億、1000億、1兆円とかになると
1兆円に対して100億の利益が出るのでスケールメリットで規模が大きくなればなるほど利ザヤも大きくなる薄利多売のビジネス。
休眠預金が没収されると何に使われるのか?
新しく法律ができ過去10年間入出金をしないと休眠口座に指定され没収されてしまう。
1万円以上残高があれば通知のハガキはくるようになっている。
パターンとしては、亡くなった家族が知らないで銀行の口座を持っていて残高があり、時効を迎えて没収されてしまうケース。
没収された預金は、社会福祉や公益団体に貸付て活用する形になっている。
直接銀行のものにはならない。
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