空き家を解体するにも解体費用、賃貸だとリフォーム費用がかかる。対策方法は?

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2019年5月26日(日)放送のTBSラジオ爆笑問題の日曜サンデーで「空き家問題」が取り上げられていました。

 

社会問題ともなりつつある住居の空き家。
売買物件や賃貸物件のように一定期間ではなく定期的に利用されていない状態の空き家が増加中です。

 

親元を離れて暮らしている人にとっては自分の親が亡くなった場合、実家が空き家状態になるリスクもあるので身近な問題です。
不法投棄、雑草、害獣、さらには犯罪の原因などにもなりえます。

 

 

深刻化する空き家問題とは

 

  • 空き家の定義とは?

NPO法人 空家・空地管理センターの代表理事 上田 真一さんによると、空き家とは1年間を通して使われていない住宅。別の場所に住んでいて1年に1回法事で使っているという場合は空き家に定義されない。ただ、1年に1回しか使っていない住宅だけでも相当な数が今増えてきている。

 

  • 空き家の総数は?

最新の調査によると全国に約850万戸。7戸〜8戸に1戸が空き家。東京都だけでも80万戸。1都3県で200万戸なのでかなりの数が都市部に集中している。全国的に見ても都市部の方が数は多いのだが、地方は割合が多い。東京都では郊外、特にニュータウンは空き家が多いといわれていて、これからさらに激増する。マンション・団地も空き家が増えている。駅から離れていたり坂が多いエリアのマンション・団地の空き家が顕著で、若い方も便利さを求めて駅の周りに住んでいる。そうすると流通もしづらくなっている。

 

  • 特定空き家って何?

空き家対策特別措置法の中で、状態が酷いものを「特定空き家」と指定して、そのうえで改善の助言指導を行いそれでも動かない方たちに勧告をすると税金を高くしますというもの。周りに迷惑をかけているような状態の空き家が特定空き家に指定されるので、例えば倒壊しそうな危険な状態であったり草木が生い茂ってしまったり、ねずみが大量発生している状態はダメですよということで特定空き家制度が作られた。

 

 

 

空き家が増えた理由とは?
  • 高齢化

住宅を所有している方は、割合として高齢の方が多い。この方たちが施設に入られたりで空き家になっていく。

  • 核家族

核家族なってきていてなかなか3世代一緒にという方もいないので、住む人がいなくなったら即空き家にどうしてもなってしまう。

  • 活用する理由が特にない

空き家は所有していても所有者の方は実は困っていなかったり活用されずに空き家がどんどん貯まっていく。

 

いろんな活用方法は出ているが、人に貸す場合所有者の方が多額のリフォームしなければならない、親が所有者だが親が認知症になってしまうと人に貸すとか売るとかができなくなってしまうので身動きがとれないなど、色々な事情で空き家の状態から動けなくなってしまっている。

 

心の片隅には空き家を何とかしなければならないとは思っているが、すぐできることではないのでどうしても物が多かったりで面倒くさく後回しなり、今すぐという危機感も薄く先延ばしにするとまた困ってしまう、自分が育った家なので思い出もある。兄弟が多いと話し合いにも時間がかかり解決にも時間がかかる。

 

空き家対策特別措置法

 

2015年に空き家対策特別措置法という法律ができ、この法律は所有者にきちんと管理をしてくださいという適正管理を促すためのもの。最終的には所有者の方がどうされるかというところになるので、行政が主導して解体となると全国で100件程度しか実績がない。個人の持ち物なのでなかなか強制的にはできない。

 

解決事例

放送で紹介されたNPO法人 空家・空地管理センターが実際に解決した事例

 

事例1:実家を兄弟4人で相続。内1人が実家を売ることに罪悪感が強く売却に同意せず、庭だけでも200坪近くあるため管理の手間は膨大で毎年苦労。
実際の解決事例:4人に集まってもらい連携する不動産会社と共に話し合い、売却に反対者の1人は地主で土地に対する愛着が強かったため建物はまず解体、広い土地だったので兄弟4人で4分の1ずつ相続。反対された1名は売却をせずに3名は売却。売却しなかった1人は土地を持ってるだけだと空き地問題になるのでアパートを建てて収入を得てその土地を守っていっていくということで解決。

 

事例2:宮古島にある空き家。庭の草が繁殖し自宅の半分が草で埋もれている状態。建物の状態は良好なので売却はしたくない。賃貸を希望したいが何をどうしたらいいかまったく分かりません。
宮古島は亜熱帯なので草が木みたいになっている。半分まで埋まっていると1人で鎌できるというレベルではない。建物はコンクリート造で状態も悪くなかったが、そもそも貸すとなると草を切らなければならない、リフォームをしなければならないなどやらなければならないことがたくさんに見えて何からやればいいか分からず動けなくなってしまっていた。最終的には空港にも近かったので、旅行者にお貸しする貸別荘に活用して解決。ただ何年も空き家のままにしていたので勿体なかった。

 

経済的な理由で空き家問題に着手できない

 

  • 空き家対策ローン

空き家を解体してくたも経済的な理由で解体できない 解体費用は100万・200万でできるケースもあるが大きい家だと1000万円かかるということも。また空き家を賃貸にして人に貸すとしてもリフォーム費用がかかってしまいます。そういった方向けのために、各銀行では空き家対策ローンや空き家活用ローンといった商品を取り扱っている銀行があります。使い道として、賃貸するためのリフォーム資金、解体資金、駐車場造成、防災防犯上の設備対策に使うことができる。

 

  • 100円相談

NPO法人 空家・空地管理センターでは、空き家の管理を月額100円で行うサービスを行っている。使っていない空き家に空き家管理サービス会社等に毎月何万円も払うってなったら誰も頼まないので、放置空き家を無くすということを使命としてNPOを立ち上げたので月額わずか100円で毎月誰かが行き、近隣住民からクレームがあったら一次対応までは行うサービス。メンテナンス、木を切るなどは費用別になるがチェックをして業者さん知らないという方もいるので造園会社を紹介することも行っている。