返済計画を持って借りにくる人は、ほとんどいない
消費者金融のCMでは、CMの最後に「ご利用は計画的に」というフレーズがほとんどのCMで入っています。
法律で、必ずこのフレーズを入れるようにと決まっているわけではないのですが、過去に多重債務が社会問題となったことから、自主規制で入れています。
事前に返済プランを立てて利用することが、一番賢いカードローンの使い方ではあるのですが、最初から返済計画を持って消費者金融に借りにくるという方は、あまりいないです。
むしろ消費者金融を利用するのは、手軽に気軽に利用ができますから借りたいという思いが当然先に来ますので、とりあえず借りれればいい、早く貸せ、返済についてはどのように考えているかなど、あらかじめ計画性を持って借りに来る人などほとんどいないです。
返済計画といってもどうやって立てたらいいのか、別に考えていなくてもカードローンの契約時には返済計画予定表がもらえます。毎月1回最低支払金額を支払っていけば、何回払いでいつ返済が終わるのか分かる表です。
返済計画予定表の通り返済していれば、完済できるのです。
ホームページの返済シミュレーションを利用しても、現在の残高と金利を入力すれば、いつ頃返済が終わるのかも分かります。
今でこそ総量規制が導入されて、年収の3分の1以上は借りれなくなっていますが、総量規制導入以前であると年収が200万円しかない人でも年収以上に融資をすることは当たり前だったのです。
返済能力以上に借入れをしてしまうから、返せなくなり、借金を返すために借金をする多重債務者となってしまうのです。
私も総量規制導入前に、店頭で申込み受付担当をしたときに、今月中に全額返しますので30万円貸してくださいと申込みに来られたお客様がいらっしゃいました。
審査の結果、希望通り30万円融資をすることができ、お客様が帰り際に今月中に一括で返すからと言って退店しました。しかり、返済日には利息しか支払わなかったのです。
それから数か月後に、その方がまた来店して、今度は限度額を増額してくれということでした。コンピューターの審査(スコアリング)では融資可能でしたが、消費者金融のローンは担保をとらないで融資をするため信用が大事となってきます。
最初に来店したときのことで、とても返済計画がある方だとは思えなかったので断ったことがあります。でも、なぜこのお客さんが全額返すといって利息しか入金しなかったことを覚えてるのかというと、貸金業法では帳簿の備え付けが義務づけられていて、入出金の履歴だけでなく、どんな手続きをしたのか、どんなことをお客様と話したのかをすべて記録として残しておかなければならないのです。
例えば、電話で限度額増額の営業をした。このことも何月何日の何時何分に電話をかけたのかすべて記録に残します。その時にどういった話をしたのかも、簡潔に記録してあります。そこで過去の交渉した履歴を見ることで、前回どういった話をしたのかもわかるのです。
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