消費者金融従業員の１日の仕事の流れ～営業店の場合～

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消費者金融従業員の１日の仕事の流れ～営業店の場合～

昔は、街のあちこちに消費者金融の有人店舗がありましたが、今ではほとんどが無人化された店舗（ATMと無人契約機のみ）の店舗となり、従業員が常駐している店舗は、各都道府県に１店舗あるかないかとなっています。

今は、スマホから簡単に申し込めて契約・借入れ・返済もスマホでできるので店舗に人が必要なくなったのです。

１日の仕事の流れ

私が営業店に勤めていた時代の1日の仕事の流れです。

8：30　出社

業務は9:00～なので、約30分前に出社しています。家を出るのは、7：30くらいです。家で朝食をとることもあれば、店舗近くの喫茶店で食べることもあります。

業務開始までの間に、女性社員は制服に着替え、他の社員もパソコンに電源を入れたり、昨日の営業実績などをチェックなどします。

9：00　清掃

トイレ掃除やカウンターテーブルを布巾で拭いたり、床の掃除機をかけます。

9：15　朝礼

朝礼では、社訓を唱和、連絡事項等の確認などを行います。

9：30　開店

開店してからは、
・接客対応
・電話営業
が主な業務です。

接客は、入金受付、カードローン新規申し込み、限度額増額の契約手続きなどです。
電話営業は、顧客リストから限度額増額できそうなお客様の携帯電話に連絡をして、増額案内や別商品案内を行います。営業店の仕事は、1日中電話営業といいたほうがいいかもしれません。スマホから簡単に申し込めたり返済ができるようになった今、あまり店頭にくるお客さんはいないので、お客さんがこなくて暇な店舗のほうが多いです。

延滞者への電話督促ですが、大手の会社であれば営業部門と回収部門に分かれていますので、電話督促はコールセンター勤務の方が行い、営業店では電話回収行為を行っていない業者が多いです。

営業店勤務だと、ほとんど店の外に出ることはないので、1日中内勤の営業です。

12：00～　昼休憩

12：00くらいから1時間の昼休憩を取ります。弁当を持って休憩室で食べる人もいれば、外に食べに行く人、コンビニで弁当を買ってくる人もいます。人数が少ない店舗は、一人ずつ交代で取るので最後の人は14時～昼休みという人もいます。

13：00～　業務再開

午前中と仕事内容は、ほぼ同じです。

お昼過ぎになると、郵便局の人が郵送物を届けにきてくれます。稀にいるのですが、現金書留で返済をする人もいますのでその入金処理や弁護士事務所や司法書士事務所から債務整理のため受任したという通知も届くので、該当口座を特定して事務処理を行います。

17：30　閉店業務

店内にある現金と帳簿上のデータが合っているか確認し閉め作業をします。

18：00　帰宅

消費者金融に勢いのあった時代は、お店を閉めた後に残業をして、日中電話が繋がらない夜なら電話に出れる人に電話をかけて営業をしていましたが、総量規制が導入され規制が厳しくなって以降は残業はほとんどないといっていいです。

外出することはあるのか？

消費者金融の営業店の仕事は、ほとんど電話をかけているか来店したお客様への対応なのでほとんど外出することがありませんが、男性社員であれば、裁判所への出廷、銀行へ預け入れ、などで外出することはあります。

また、長期滞納者のご自宅に訪問して取立ですが、今の時代はほとんど行われていません。自宅に訪問することが法律で禁止されているわけではないのですが、どうしてもという顧客からの要望があるなど特段な事情がない限り訪問回収は行っていないです。