ティッシュ配布は何のため？

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　朝、特に通勤時間帯の駅前などでティッシュ配布をしている光景を見かけます。消費者金融や英会話教室、雀荘などの業者が特に多いです。

ティッシュ配布は低コスト

でも、実際にティッシュをもらったからといってキャッシングを申込みたいとなるでしょうか？

ティッシュをもらっても鼻をかむのに使えて便利だと感じるくらいで、あまり広告をじっくりと見る人は少ないです。

ですが、マーケティング調査によると
ティッシュ配布の効果は、２０００個配って１人申込むかどうかというデータ
だそうです。

ティシュはデザインに凝らなければ１個３～５円程度で作れます。
業者に依頼するとダンボール一箱分注文すると、５００個納入されています。
ティッシュ１個５円として５００個だと２５００円、２０００個作ると１万円になります。

ティッシュを見てキャッシングを申込みしてくれて、３０万円を１８％で契約となると
１ヶ月当たりの利息の支払金額は４４００程度になりますので、３ヶ月程度で元がとれることになります。

新聞の折り込広告やDMとなるとさらに費用はかかりますので、費用対効果はよいといえます。

イメージアップの効果

ティッシュ配布は、顧客獲得を目的とするだけでなくその企業のイメージアップの効果もあります。

消費者金融のイメージというと、今でも漫画やドラマでの督促で怖いイメージを持つ人がいるため申し込みのネックになっている部分もあります。

そのため社員が自ら街頭でティッシュ配布をするこのによって、街頭を行きかう数千人の人に見られるため、顔見せすることで消費者金融にはこんな人が働いていますよというアピールになるわけです。

契約件数を伸ばすためではなく、少しでも申込みのハードルを下げてイメージアップの効果のためにティッシュ配布があります。

ティッシュ配布のノルマ

ティッシュ配布の仕事というとアルバイトが行うイメージがありますが、
消費者金融では社員の方が街頭に立ってティッシュを配布しています。

ティッシュは、多くの人に配りたいですから朝の出勤する時間帯に駅前などで配布を行います。
そのため、朝８時前から配り始めなければならないため、その時間前には出社しなければならないので朝は早いです。

お昼の昼食時にも配っていることもあります。

ティッシュは原則お一人様一個で、はやく配り終わりたいからといって２個配りは禁止されています。それが見つかると厳しく叱責されたりすることもあります。抜き打ちでチェックされることもあります。

消費者金融でティッシュ配布をしている会社には、社員一人当たり何日までに何個配らなければならないと設定されていることがあります。
都心の人通りが非常に多い店舗であれば、約３０分くらいで５００個配り終えるのですが、地方の田舎のほうだと人通りもまばらで配り終えるのに相当時間がかかってしまいます。

その上配るティッシュのノルマは全社員同じ数でしたので地方の店舗に勤務していた人は厳しいということもあります。ノルマが達成できずティッシュを河原にもっていて燃やしていたなんて話も聞いたことがあります。

公共の道路や街灯で、ティッシュ配布に限らず、ビラまきや募金活動などをする時には、勝手にやっていいわけではなく、最寄りの警察署に道路使用許可申請書を提出しなければならないと決まっています。

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